政治家やタレントの積極的な利用、テレビや雑誌、果ては特集本まで発行されるなど、じわじわと知名度を上げてきたwebサービス、twitter。その使い方やビジネス効果などはほかに譲るとして、気になるのがユーザー層。09年6月時点ネットレイティングス社調べのデータによると、19歳以下の利用者数はわずか5%。そう、若年層の利用者が伸びないという声をよく耳にする。これはtwitterが知名度を伸ばしてきた今でも変わらない、不思議な減少だ。流行モノには目がない若年層を取り込まずして成長を続けているこの現状を、オールアバウト「インターネットサービス」ガイドの水上浩一氏に聞いた。
「前提として、元々アメリカのサービスだったこと、日本語版のサービス開始が遅かったことが挙げられます。英語のサイトであり、最初に twitterの面白さに飛びついたのはネットリテラシーの高い30代のアーリーアダプターでした。そこから情報を得ているのもまた同世代。PCやスマートフォンを中心に広がったサービスですし、まだそちらに引っ張られていると思います」
アメリカでもまた、10代の利用者が比較的少ないそうだ。その理由を水上氏はこう推測する。
「ほとんどの10代は同世代の付き合いが多いはずです。同級生やクラブ活動、クローズドのコミュニケーションを好む傾向があります。ましてやまったく知らない年上の人とコミュニケーションをするよりは自分たちで楽しみたい、もちろん例外もありますが、そういう世代です。日本で、既に若年層に浸透しているモバイル市場で盛んなモバゲーやGREEでゲームをしたりコミュニティを作って楽しむ心理もそういったところから来てるのではないでしょうか」
今の勢いを見るに今後もユーザーを拡大していきそうなtwitter。今欠けている若年層を果たして、取り込むことはできるのだろうか。
「先に述べた理由を考えると難しいかもしれません。ただ、現状はきれいに棲み分けが出来ている状態だともいえます。実際モバイルのコミュニティサイトを中心に利用していた10代が20代、30代と歳を重ねるに連れtwitterを利用するというパターンは大いに考えられます。また、両者はまったく異なる雰囲気を持った場でもあります。混ざり合うことは既存ユーザー離れのリスクもありますし、この棲み分けられた状態が続いていくのではないかと考えられます」
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